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みみ、はな、のどの変なとき

81 鼻の検査「アレルギー学的検査」

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① スクラッチテスト
 腕の内側の⽪膚を針で軽く引っ掻きごく浅い傷を付けて、そこへスギ花粉やダニなどのエキスを滴下します。20分後にその部位を確認すると、アレルギーのある⼈では⽪膚が腫れたり⾚くなったりしています。その腫れや⾚みの程度が⼀定のサイズ以上の場合、アレルギーがあると判断されます。
 同じ原理の検査法に、プリックテストと⽪内反応検査とがありますが、実施法はやや異なります。

② ⾎液検査
 スギ花粉やダニなど、特定のアレルゲンに対してIgE抗体が⾎液中に作られます。その量を測定するもので、計測機器の進歩により新しい検査法が次々に開発されています。

③ ⿐内誘発反応検査
 前記の⽅法でアレルギーの存在が確認できても、それが⿐粘膜のアレルギーなのか⽪膚のアレルギーを反映しているのか、厳密には判りません。このため、⿐粘膜にアレルゲンエキスの付着したディスク(⼩紙⽚)を挿⼊し、くしゃみ・⿐みず・⿐づまりがひどくなるかどうか、確認する検査です。

 

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