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2024年2月 No.348

 

エッセイ『アレルギー疫学調査の思い出』
(宮城耳鼻会報 88号)の反響

 院長 三好 彰


 3443通信No.347でご紹介したエッセイ『三好 彰:アレルギー疫学調査の思い出. 宮耳鼻88:29-40, 2023』の反響をご紹介いたします(50音順)。

阿部 隆 先生(阿部耳鼻咽喉科医院 院長)より
 宮城耳鼻会報の寄稿「アレルギー疫学調査の思い出」を読ませていただきました。誰もできない疫学調査を日本・中国で見事にやってこられました。
 殷先生はじめ中国での先生の弟子たちは、皆さん偉くなっていますね。
 しかし、政治情勢の変化で中国での調査継続ができないというのは残念なことです。今後はブラジルで疫学調査を行ってゆくのでしょうか。
 三好監物が祖先だというのも初めて知りました。泉区にクリニックを建てる時に他の銀行が融資を渋ったのに、氏家家の末裔である七十七銀行の頭取が何の担保も不問で数億円貸してくれたという話には驚きました。

 私も今年の4月から、郷里の湯沢市稲庭町に「児童発達支援施設」やさしい森のポロを開設します。
 秋田県や国の補助が得られず、高額の融資を受けて行いますので、七十七銀行の一件がどんなに嬉しかったかが分かります。
 健康第一で頑張りましょう。

稲福 繁 先生(元愛知医科大学 教授、前愛知淑徳大学クリニック 院長)より
 この度は、寄稿「アレルギー疫学調査の思い出」をお送りいただき、ありがとうございました。改めて御礼申し上げます。特に成長に伴いアレルゲンへの反応が陰性化、これにはびっくりしました。 

上田 伸男 先生(元金沢大学 人間健康学部 健康栄養学科 教授)より
 今日は貴重な資料をお送りいただきありがとうございます。
 開業医と同時に日本や中国で調査研究をされ、中国の研究者を育て、さぞ大変でしたでしょう。今後もご活躍される事を期待しています。

加我 君孝 先生(元東京大学医学部耳鼻咽喉科 教授)より
 このたびは別刷『アレルギー疫学調査の思い出』をお送りいただきありがとうございます。

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20240119121028-0001
 頂いた絵ハガキには、東京帝國大学外来診療所(現・東大病院)と書かれています


片山 幸太郎 先生(元自衛隊福岡病院 医務官)より
 先日、御恵送いただきました宮城耳鼻会報88号「アレルギー疫学調査の思い出」(三好監物物語を包含)を拝受しました。いつも興味ある資料をご送付頂き誠に有難うございます。

白幡 雄一 先生(東京都)より
 この度は貴殿の寄稿されたエッセイを贈呈給わり、拝読させていただきましたこと厚く御礼申し上げます。世の中、今は先祖長久にして盛んで、テレビで放映されていて、貴殿のご先祖様が偉大な人物であったことを知り感嘆に耐えません。遺伝なんだと! 貴殿は高い生産性を維持されている、今のペースこそが人間らしい生き方ではないでしょうか。ご活躍のほどを!

髙木 淳彦 先生(元たかぎ内科クリニック 院長)より
 このたびは、宮城耳鼻会報No.88のご寄稿文別刷をお送りいただきまして、ありがとうございました。ご先祖様と、白老町とのご縁、更に疫学調査と、ご活躍の様子がよくわかりました。

髙橋 裕一 先生(元山形県衛生研究所)より
 本日は『アレルギー疫学調査の思い出』をお送りいただきありがとうございました。じっくり読ませていただきます。
 私のほうは、年の瀬にAerobiology誌にreviewが掲載されました。

 このリンク(https://www.mdpi.com/journal/aerobiology)からもみることができますが、空中Cry j 1情報と空中自動スギ花粉モニターについて書きました。

田中 美郷 先生(田中美郷教育研究所 所長)より
 この度は宮城県耳鼻会報No.88所載の寄稿『アレルギー疫学調査の思い出』の別刷をお送り下さり誠に有難うございました。興味深く拝読しました。三好先生の家系のすごさに感服致し、先生の疫学研究もその歴史の延長線上にあることを知り、立派なことだと感じ入りました。いろいろ批判はあるかと知れませんが、自信を持って続けて下さることを願っています。

松永 喬 先生(奈良医大耳鼻科 元教授)より
 相変わらず意欲的な文献感服しました。
 アレルギー性鼻炎もそうですが、先生のご先祖の三好監物先生が白老町でご活躍されていたこと拝察しました。白老町には小生も旅行で行った事があります。懐かしく思います。スギ花粉の調査いろいろと勉強になりました。今後もまたご活躍下さい。


※以下は、一緒に同封した別資料についての反響になります。

山口 武彦 さま(元京都府難聴者協会 会長)より
 コロナ禍マスク社会と難聴者のコミ不足の調査について、まとめとレポートを頂き有難うございました。
 長い期間にわたって、難聴者の運動を支えていただいていることに、心より敬意とお礼を申し上げます。難聴者国際大会(モントルー)で、先生から学生時代留学されたお話をお聞きしたことなど懐かしく思い出しています。

 何度か国際大会に参加する中で、難聴者の消極性や心理が同じなのに驚かされました。日本人はウェットと聞いていましたので、外国の難聴者はもっと達観していると思っていました。

 三好監物様のご子孫というお話も興味深く拝読しました。高校時代生物の教師から、5世代遡れる家は名門と聞いたことがありました。
 これからのご活躍とご健康を祈念します。

故・亀谷博昭参議員の奥さまより
 昨年暮れに、三好先生より宮城耳鼻会報84、88号をお届け頂きました。
 丁度ありのまま舎でも、令和4年の第22回自立大賞に先天性両耳性難聴者で医師の吉田翔さん(40歳)が受賞、令和5年の第34回ありのまま生活福祉講座には、その吉田さんを講師としてお願いして、ご自身の体験を踏まえてご講演をして頂きました。

 その生活福祉講座こそ、故・三笠宮寛仁親王殿下が提供、ご自身が座長となって講座には福祉に対する持論を判り易くお話し下さり、講師の先生方も著名人(こういう言い方は語弊があるかも知れませんが)をお迎えして、2日間びっしり講演いただきました。
 その後、寛仁親王殿下が咽頭癌にかかり声帯が病気でマウスピース(?)を使うようになり、1日の福祉講座が山田富也さん、寛仁親王殿下亡き後も継続されて今に至っております。
 三好先生の方が詳しくお判りのことでしょう。

 三好先生の今回送って下さった寄稿「難聴児・者に対するコロナ対策マスク装用の影響」の28項に、その寛仁親王殿下と三好先生の若々しいお二人がご一緒に写っていらっしゃるではありませんか。さすが三好先生の行動力とお人柄で、殿下がよく口にする「皇族でも使え!!」の如く、三好先生のご活躍なさった歴史が読みとれました。
 殿下は皇族の枠を超えて、全国に友人を作るという人生の楽しみにしていらっしゃった向きがあります。亡夫もその一人として、新年祝賀の儀(皇居)や園遊会の時は一言言葉を交わすのを楽しみに参上していたように思います。

 令和5年のありのまま自立大賞には神奈川の聴覚障害者として、初めて薬剤師免許を取得した早瀬久美さん(48歳)が選ばれました。令和4年、5年と聴覚障害者の方が選ばれたのも何かの縁。
 聴覚障害者の方のために、4年に一度行なわれる総合スポーツ大会、世界規模で行なわれるオリンピックに前述の吉田翔さんがバレーボールに出場、2017年トルコのサムスンで開催された大会に、日本代表として選出され、8年ぶりに7位入賞されています。
 吉田さんはそれと並行するように勉学にも励み医学部に合格、耳鼻咽喉科として研鑽を積み、補聴器相談医、補聴器適合医を目指しています。

 三好先生の寄稿文にもありました、マスクの問題、耳マーク、そして何より難聴者の方がそれを恥じることのないような世の中になって欲しいと願っています。
 まだ日本での知名度の少ないデフリンピックは2025年(令和5年)に東京での開催があるように聞いております。又、一段と障害者の方が暮し易い社会になるように祈っております。

 故・亀谷博昭氏https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%80%E8%B0%B7%E5%8D%9A%E6%98%AD

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