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3443通信 No.367

 

めまい(BPPV)症例のご紹介49


 当院では、めまいで受診した患者さんに対してめまい治療法であるエプリー法を実施しています。エプリー法の施術前後の状態についてまとめた症例をご紹介いたします。


■症例1
 70代の女性の方です。
 初めてのめまいは2020年でグラグラするめまいがあり、耳鼻科を受診するも診断名がつかず、鎮暈剤の処方のみなされました。
 その後、2024年11月には家事の最中にグルグル、フラフラするめまいで立っていられなくなり、吐き気と耳鳴りの自覚症状がありました。

 その翌月にインターネットにて当院を知り受診されました。
 エプリー法による体の向きを変えるのに苦労されていたのと、年齢的に併存した突発性難聴の治療のステロイド服用と注射の長期投与に対して不安を覚えておられました。
 施術後は、めまいと吐き気の自覚症状は治まり、耳の聞こえは改善傾向にありました。


◇ ◇ ◇


■症例2
 70代の男性です。
 2024年11月のある日の早朝、起床後に立ち上がった際に立ちくらみがあり、右に強く回転するめまいがありました。
 症状発生から数日後、当院に通院する家族の友人から話を聞き、当院を受診されました。

 初回は強いめまいが伴ったことで不安感がありましたが、2回目以降は慣れとめまいが軽減されたことで不安解消に繋がったようです。
 3、4回目の施術以降からめまいや立ちくらみは改善され、治療効果が得られたようです。


◇ ◇ ◇


■症例3
 60代女性の患者さんです。
 初めてめまいを感じたのは2022年頃ですが、2023年末からの2年間に目も開けられず、寝返りも出来ないような激しいめまいが3日間ほど続く症状が複数回ありました。
 かかりつけの耳鼻科が代診だったことがきっかけで、インターネットで“めまいの専門治療”をやっている当院を知り受診されました。

 受診時にめまいはなく、エプリー法によってめまいが再発するのではとの不安感があったようですが、BPPVの機序などを説明したところ納得されていました。
 ただ、施術中に瞬きをしないようにするのが感覚的に難しいようでした。
 こちらの患者さんに関しては、めまいに対する治療法の有無が不安感の解消に繋がりました。精神的なフォローアップの重要性も強く感じました。


◇ ◇ ◇


 めまいの治療には、専門の医療機関での様々な検査が必要となります。得られたデータから正しい原因を突き止め、適切な診断がなされます。

めまいについてはこちらもご覧下さい。
 URL:https://www.3443.or.jp/dizz/index.html(めまいの方へ)

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