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みみ、はな、のどの変なとき

46 騒音性難聴

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騒音瀬難聴とは

⼤きな⾳を聞いたために、⽿がヘンになる状態です。これには⼤きく分けて、仕事などでやかましい場所に何年もいたときに起きる職業性難聴と、ロック・コンサートやディスコで突然⼤きな⾳響に接した場合に⽣ずる⾳響性外傷とがあります。

職業性難聴

造船所の勤務、ブルドーザーの運転⼿、射撃訓練に⽴ち合う⾃衛官など、何年も⼤きな⾳の中で働かねばならなかった⼈に多く⾒られます。要するに、⽿の神経が⾳を聞くのにくたびれてしまった訳で、当然聞こえが悪くなります。この場合、⾼い⽅の⼀部の⾳域から聞こえが悪くなりますが、普段の会話では使⽤しないような、⾼⾳域から難聴が進展して⾏きます。ですから、聞こえが悪くなり始めたその初期には、ご本⼈も聴⼒の悪化に気付きません。かなり聞こえの悪さがはっきりしてから、その異常が⾃覚されるのです。でもそれからでは、治療をしても間に合いません。⼀旦悪くなった内⽿の神経は、⼆度と回復しないのです。

そんな訳でこの難聴には、予防が⼀番の特効薬です。
 しかし通常の会話には不⾃由を感じないこの難聴を、⼀体どうしたら早期に検出できるというのでしょう。特にやかましい職場に勤務する⽅には、気掛かりなことです。

実は職場などでの健康診断には、この難聴検出のための項⽬もちゃんと盛り込まれています。つまり職場健診では聴⼒検査の際に、⽇常会話で良く使⽤する⾳域の聴⼒ばかりでなく、職業性難聴で悪くなりがちな⾼⾳域の聴⼒についても、チェックできるようになっています。ですから、もしもこういった健診で聴⼒の異常を指摘されたら、ご⾃分では普段の会話に何ら不⾃由していなくても、⽿⿐科医に相談しておくべきです。
 この難聴の予防と悪化防⽌には、職場環境の整備や⾃衛策としての⽿栓の使⽤がかなり有効です。ご⾃分なりに職場の状況を把握しておき、普段から何らかの対抗策を講じておくことが必要ではないでしょうか。

なおこれは職業性という訳ではないのですが、若い⼈が⼀⽇中ヘッドフォンを装着し⼤⾳量で⾳楽を楽しんでいる光景を、時に⾒掛けます。これではまるで、⾃ら騒⾳に満ちた⽣活環境を作り出しているようなものです。結果的に、職業性難聴と同じ形の聴⼒損失を来す恐れがあります。どうぞ、ご⽤⼼ください。

 

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